研究室に興味がある学生へ


この研究室は物理シミュレーションの研究を行っています。

シミュレーションには大きく2つのプロセスがあり、それぞれ、①物理現象を観察し、偏微分方程式を導出する、モデル化と呼ばれるプロセスと、②偏微分方程式をコンピュータで解くプロセスです。この研究室では②に焦点を当てており、①に関しては他の研究者の成果を拝借しています。

さて、①に由来する誤差 (モデル化誤差) が十分に小さいと仮定すると、②を超高精度に行うことができれば、パソコン環境上で物理現象を再現できることになります。そして、物理現象をパソコン環境上で再現できれば、実験をせずとも人工物の設計案の評価が可能となるため、製品開発を大幅に加速できます。究極的には、実験をせず、シミュレーションだけで、製品設計ができるかもしれません。

このようなことを夢見て、現在は「高精度解析手法開発」、「低次元モデリング」、「最適化による設計」という3つを研究の軸としています。具体的な内容については、上記のPDFや、研究内容を見てください。または、メールによる問い合わせも歓迎します。